サイエントロジーの告発動画を見た元スタッフからの感想

ヒカリです。

以前東京オーグでともに働いていた元スタッフの方が送ってくださった「サイエントロジー告発動画」の感想を掲載させていただきます。

この方がご覧になったのは、以下のものです。

[ip5_coloredbox color=”colored-box–green” width=””]

元上級幹部(フラッグ・サービス・オーグのキャプテン)、デビー・クックの告発動画

ドキュメンタリー映画「ゴーイングクリアー」

リア・レミニの「私は元サイエントロジー信者」シリーズ

[/ip5_coloredbox] [ip5_divider style=”solid” margin_top=”20″ margin_bottom=”20″]

 

私が見たサイエントロジー告発動画は、「元サイエントロジー上級幹部の告発」が最初で、次に「ゴーイング・クリア」、その後「My Scientology movie」、リア・レミニ ~私は元サイエントロジー信者~ (Leah Remini:Scientology and the Aftermath)を見ています。

レア・レミニのシリーズは英語版オリジナルは、2シーズン、合計23話ありすべてみています。

ただ英語版では十分理解できなかったところもあったので、ヒカリさんのサイトで日本語版があるということをしったときは、すぐさまHuluへ登録して7話すべてを見直しました。

今では、そのほかに元サイエントロジストたちが投稿したYoutubeの動画を見ることが増えました。

最初に見たデビークックの動画では、真偽はよくわかりませんでした。

教会を告発した元幹部デビー・クック

→ デビークックの告発動画を見るにはこちら

「教会の指導者はおかしいがサイエントロジーは信じている」という言葉は私の考えと共鳴しました。

ただ、その後も数か月(数年?)は、ほかの動画を見ることはありませんでした。

サイエントロジーはすでに10年以上前に辞めていましたが、本はときどき読み、エシックスのコンディションをつかうこともありました。

サイエントロジーから得たものが失われないよう、SPに混乱させられないように、マスコミの情報は注意深くさけていたからです。

 

LAにあるサイエントロジー教会
 「ゴーイングクリアー」より

 

その後「ゴーイングクリア」の予告編をみたことがきっかけで、本編を見る気になり、スタッフやパブリックだったころ「きっと自分がまだ勉強してないからだ」「翻訳のミスだ」「そんなわけがない」と勝手に自分で考えて心の隅に追いやった疑問が無数にありました。

それらが少しづつあぶりだされてきて
「自分一人の勘違いではなかった、自分の疑問は気のせいではなかった」と思いました。

「ゴーイング・クリア」はサイエントロジーとは何か?そこでの問題は何か?をざっと見ることができます。

→ ゴーイングクリアーを見るにはこちら

 

リア・レミニのシリーズは、もっと多くのインタビューと説明があります

日本語版では7話までしかありませんが、第7話以降、子供への性的虐待二世問題知られていないLRHの人生ミスキャべッジが今の地位に上り詰めた経緯など興味深い内容がたくさんあります。

Huluには早く全話、日本語字幕版にしてもらいたいですね。

批判的な発言もありますが、一般の人にサイエントロジーとは何かを説明する目的もあるので、サイエントロジーに居た人ならだれもが本当だとわかる説明もたくさんあります。

出演者の発言が教会側の言うように単なる作り話かどうなのかは本人のみが知る部分ですが、
そこはサイエントロジーである程度勉強した人なら、情報を自分で評価できるのでSPの影響を心配する必要はないでしょう。

 

番組内容はシーオーグのことがメインです。

教会のリーダー、デビッド・ミスキャベッジとシーオーグメンバー

 

私にとってシーオーグとはサイエントロジーの理想の場所で、クラス5オーグをコントロールしている上級組織です。

シーオーグには行ったことがないので、ほとんどリアリティーがありません。

これらの動画でバックグラウンドや生活の様子なども知ることができましたし、テックやポリシーの内容とその順守については同じです。

それに管理の程度が違うので、取り上げられている事件性の高い問題は少なくとも私がかかわっていたころは東京オーグでは起きてないと思います。

「SPに洗脳された」と思う人もいるかもしれませんが、私自身、強烈な批判をする人の発言はいまだうのみにはしません。

本人が感情的になっている可能性があるからです。

自分のリアリティーの範囲内で理解するようにして、自分で判断できないことは「わからないままにしている」ので、
本当に少しづつ真実が見え始める感じです。

同じサイエントロジー教会でも
プレッシャーの程度や上のコントロールの及ぶ範囲は、やはりシーオーグと比べたら弱いものです。

ただ、それでも「あぁやっぱりな」とか「そうだろうなぁ」と納得できる部分もたくさんありました。

今は、私はこのシリーズをリハビリに役立てるために見ています。

番組内で紹介されているような悲劇的経験や、シーオーグの経験がない人でも、
サイエントロジーにかかわっていただけでうける悪影響があります。

私の場合は、その悪影響は辞めて10年以上経過しても残り、ここ数年あった鬱症状の大きな原因でした。

様々な疑問を晴らすには「ダウト(疑い)のコンディション」に書かれているとおり、両者の意見を聞く必要があります。

サイエントロジーでは内部にいるときはサイエントロジーについて屈託のない意見のやり取りをすることはありません。

口頭のテックは禁止され、批判的態度はSP/PTSに分類され、ロンが考えるように考えなさいといわれてしまいます。

長年居て、サイエントロジー側の言い分と理論はもうわかっていますので、反対側の意見や考え方を集めることができるこれらの動画は貴重です。

一方の情報だけでなく、両サイドの情報をみて、自分で真実を見出していくことで悪影響を徐々にやわらげることができました。

今では精神的にも安定した状態が続いています。

真実がわかるにつれて、自分の人生の多くの時間が無駄になったことに何度も心が折れそうになりますが、
番組のリアの優しい言葉に癒され、リアとマイクの強い意志、二人の明るい姿に何度も勇気づけられました。

日本語の環境では、サイエントロジーに関する検証材料はゴシップが多くまともなものが少ないです。

そういう意味でこのリアレミニの日本語版は貴重です。

→ 『リア・レミニ「私は元サイエントロジー信者」』の詳細はこちら

 

また、海外の元サイエントロジストの人が作っているサイト、掲示板、Youtube動画なども、映画やTV番組から手に入らない検証材料を手に入れることができました。

サイエントロジーではないですが、エホバの証人や統一教会の元メンバーだった人の体験談、JSCPRが発行している「回復のための手引き」という書籍も非常に役に立ちました。

なぜ他の宗教?と思われるかもしれませんが、JSCPRの書籍や情報をよむと、その理由はわかります。

教会側は番組内で話されている内容は作り話だと反論していますが、真実は偽れません。

[ip5_divider style=”solid” margin_top=”20″ margin_bottom=”20″]

以上、元スタッフの方からの感想でした。

これをお読みのあなたも、リアやデビー、「ゴーイングクリアー」などの動画の感想を送ってください。

読者の方々とシェアしたいと思います。

>>告発動画の感想はこちらのフォームからお送りください。