Ⅼ.ロン ハバードは超一流のセールスマンである

例えば私のように、
10年、あるいはそれ以上の期間をサイエントロジー教会の中で過ごした場合…

「サイエントロジーから離れたいけれど、
教会を辞めてどうやって生きていけばいいのか?」

という不安を持たれる方は多いでしょう。

 

外で生活していくための当面の資金がない…

仕事はどうするのか?

どこに住むのか?

家族に受け入れてもらえるのか?

 

これらは、実際かなり現実的な問題です。

 

そして何よりも

完全な自由への道が、絶たれてしまうかもしれない…

という悩みを抱くかもしれません。

 

そもそも、あなたは人生の問題を解決して
より幸せになるためにサイエントロジーに参加したわけですよね。

 

しかし、実際にサイエントロジーで活動するうちに

ここの組織は何かがおかしい…

という疑いを持つようになりました。

 

なぜこんなにお金がかかるのか…

ここまで自分のプライベートを犠牲にする必要があるのか…

もっと違った道があるのではないか…

 

とはいえ、もしサイエントロジー教会を去ったとしたら
当初の目的である「人生に対する解決策」を失ってしまうことになります。

 

・・・

 

いや、私はクリアーやOTになるチャンスを失いたくない。

サイエントロジーは完ぺきではないかもしれないけれど
今存在している最良の道なんだから。

 

もし、こんな風に感じているとしたら
いくつかあなたにお伝えしたいことがあります。

 

私も、あなたと全く同じような悩みを持っていました。

 

自分をこれ以上犠牲にしたくない。

でも、ここから今去ったとしたら
私は完全な自由への道を失ってしまう・・・

と。

 

でも、いいですか。

これこそが、サイエントロジー教会
いや、ハバードの仕掛けた「罠」なのです。

 

実際には、ある種のコピーライティングのトリックと言っていいでしょう。

 

コピーライティングとは、
見込み客に商品を購入してもらうためのセールスの技法です。

 

日本人のマーケティングのプロ、神田昌典氏によれば
見込み客を動かしてサービスや商品を購入してもらうための
「PASONAの法則」、というものが存在します。

 

このPASONAの法則は
簡単に言ってしまえばこういうことです。

 

見込み客が自分の問題(Problem)に対して感じている「痛み」を刺激し
見込み客との間に親近感(Affinity)を構築し
問題への根本原因を明らかにして解決法(Solution)を提示、
さらに具体的なサービスを提案(Offer)し、
サービス購入の条件を絞り込み(Narrow)、
購入への行動(Action)をするように背中を押す。

参照文献:神田昌典著「売れるコピーライティング単語帖」

 

ここまで読んで、

「あれ?!それって…」

と気づかれたかもしれません。

 

そう、
これはサイエントロジー教会で使われている
セールスのテクニックそのものなんです。

 

PASONAの法則の開発者である神田昌典氏が
ハバードの著作をもとにしたのか
それともより以前から存在した
コピーライティング技術を発展したものなのか

私にはわかりません。

 

しかし、要点はこうです。

あなたは、ハバードという一流のセールスマンによって
サイエントロジーという商品を売り込まれた、のです。

 

ハバードは、教会のスタッフを使って
あなたが人生で抱いている痛みを刺激し
その原因を解き明かし
サイエントロジーがその解決策になる、と明言しました。

あなたが興味を持つと
具体的なサイエントロジーのサービスや商品を提案。

誰もがサービスを受けられるわけではないことをそれとなく示唆し
特別感を演出しました。

あなたの購買意欲が高まったところで
スタッフは今すぐ行動するように主張します。

「こちらの契約書にサインしてください」とね。

 

・・・

 

「完全なる自由への道」は
多くの人にとって非常に魅力的な商品です。

 

でも、今のあなたにとって
その商品は本当になくてはならないものなのでしょうか?

 

あなたはその商品なしには
幸せになることはできないのでしょうか?

 

この機会に、よく考えてみることを
お勧めします。