サイエントロジーの元幹部であり、教会から脱出した後、サイエントロジーに対する強力な批判者となったマイク・リンダーが、2025年1月5日に亡くなりました。69歳でした。
2023年に進行期の食道がんと診断され、闘病生活を送っていると知っていたのですが…残念です。
オーストラリアに生まれたマイクは、サイエントロジストだった両親のもとで育ち、高校卒業後の18歳の時にサイエントロジーの上級宗教組織シーオーグに参加。
その後、教会の広報や法律問題を担当する「特別業務部」の国際的な責任者という地位に上り詰めました。
私がまだ東京オーグのスタッフだったころ、サイエントロジーの国際イベントでマイクがステージに上るのを見た記憶があります。
20年以上にわたってサイエントロジーのスポークスマンを務めた彼はしかし、2007年に教会を去り、その後、サイエントロジ―教会の身体的・精神的虐待を公に暴露し批判し始めました。
彼のブログ記事やリア・レミニと共に制作したドキュメンタリー「リア・レミニ 私は元サイエントロジー信者」によって、サイエントロジーの真の姿に気づいた人々は私だけではないはずです。
以下、彼のブログ「Something Can Be Done About It」から、最後の投稿を引用させていただきます。
これはこのサイトの最後の投稿です。人生において確実なものは死と税金しかない、という不変の法則に従って、私はこの世を去りました。
このサイトは、4000以上の投稿と30万件以上のコメントのアーカイブとして残ります。
これは愛と情熱の労働であり、外部のフィルターなしで自分の考えを話し、自分の見解を提供することができました。
私は幸運でした。1つの生涯で2つの人生を過ごしてきたのですから。2番目の人生は、皆さんと私の新しい家族とともにあり、誰もが望むような素晴らしい年月でした！
ただ、本当に残念なのは、サイエントロジーの虐待、特に「関係を断ち切ること（Disconnection）」を終わらせ、ジャックが成人するのを見届けられなかったことです。あなたが何らかの形でそういった虐待を終わらせるために戦っているのなら、戦いを続けてください。決してあきらめないで。そして、もし可能なら、クリスティと息子たちが人生の次の章に進むのを助けてください。
あなた方の多くが花を贈ろうとするのは知っていますが、そうしないでください。代わりに、ジャックの大学基金に寄付をお願いします。残念ながら、これは政府のサイトなので、あまりユーザーフレンドリーではありません。クレジットカードを使用する場合は、この寄付ボタンをクリックしてください。クリスティが転送します。
花を育て、未来に目を向けようではありませんか…
というわけで、私は安らかな眠りにつきます。
マイク
「死者は、生きている者の記憶の中に生き続ける。」— キケロ
引用元：https://www.mikerindersblog.org/farewell/
勇気ある人、マイク・リンダー、ありがとう！そしてさようなら。
私の心からの感謝を贈ります。
