サイエントロジーに対する批判

ヒカリです。

自分自身の経験から書きます。

サイエントロジー教会の会員やスタッフになった人々に、サイエントロジーの問題を納得させ、サイエントロジーを止める決断をさせることは非常に困難です。

いわゆる「催眠術」をかけられている状態とはまたちょっと違います。

サイエントロジーの「方針(ポリシー)」と呼ばれる教義が、あまりにも根深く教え込まれているからです。

では、その具体的な内容についてお話していきます。

批判的な人に関する評価

サイエントロジーの方針のひとつに、「批判的な人にはオバートがある」というものがあります。

「オバート」というのは、その人によって行われた害のある行為のことです。

サイエントロジーについてあれやこれや攻撃したり、批判したりする人たちは、人に知られたくないような害のある行為を犯している、というのです。

この原則のために、サイエントロジーのメンバーが、サイエントロジーの組織や創設者のロンハバードに対する批判を言っても、それは受け入れてもらえません。

「そんな批判を言うのは、お前に何か後暗いことがあるからだ」というのです。

また、サイエントロジーの外部で、サイエントロジーの悪口を言っていたり、批判的な記事を書いたりする人は、「あの人たちは、実は隠れて罪を犯しているんだ。だから我々に批判的なのだ」としか捉えられません。

ですから、自分の親しい誰か、家族や友人が参加した場合、「危険な教団だ」、「あなたは騙されているのよ」と言っても、あまり効果がないことがあります。

また、サイエントロジー教会の内部には、「サイエントロジーに対して敵対的な友人や家族を持っているメンバー」が、その状態を解決するのを助けるセクションも存在します。

(私自身、そういったセクションで働いていたこともあります。)

ですから、あなたの愛する誰かがサイエントロジーに参加してしまった時、いきなりサイエントロジーについて批判することは適切な対応ではありません。

まずは、落ち着いて、なぜサイエントロジーに参加したのか、何を解決したかったのか。

サイエントロジーでどんなサービスを受けているのか、を詳しく聞いてあげてください。

それが解決への第一歩です。