日本や海外にいる日本人シーオーグメンバーの方々のために、シーオーグの辞め方についてアドバイスしたいと思います。
私自身はシーオーグから離れたのは2011年であり、場所はANZOだったので、ベースのあるところによっては多少の違いがあるかもしれません。
ただ、サイエントロジーの組織は基本的にはポリシーを元にしていますから、今から離れたいという方にも十分に参考になると思います。
※「シーオーグ」とは何かを知るにはこちらをどうぞ→サイエントロジー・シーオーグとは?海軍のような宗教組織の実態
辞めるためのラウティング・フォームに乗ること
ご存知のように、サイエントロジー・オーグ内の様々な手順に対するラウティング・フォーム(※注:以下RFと略します。)というものが存在します。
辞める場合には、「Leaving Staff Routing Form(スタッフを辞めるためのラウティング・フォーム)」を使います。
基本的にこのフォームはHCOデパートメント1が管理しています。
ターミナルとしては、ラウティングオフィサー、HCOチーフ、レセプショニストなどになるでしょう。
辞めたいとオリジネートすれば、RFを始めてくれるはずです。
RFに乗せてもらえなかった場合
KSWにも「辞めたい人はさっさと辞めさせなさい」と書かれていますので、辞められないことはないはずです。
しかし、何らかの理由で、担当者があなたに辞めてほしくない場合、RFに乗せる前に話し合いでハンドルしようとするかもしれません。
そうなるとずるずる辞めるサイクルが引き延ばされます。
どうしてもサイクルが進まない場合は、HCOチーフや、HFAのターミナル(スーパーカーゴなど)にディスパッチを送ることをお勧めします。
それでも何も起こらなければ、「ブロー」という手段もあります。
「ブロー」に関しては、正直、完全にサイエントロジーと関係を断つ気持ちがなければやらないほうがよいでしょう。
どこまでも付きまとわれ、面倒くさいことになります。
しかし、「ブロー」しか手段がないこともあるでしょう。
特に、海外のオーグにいる場合は、パスポートなどを管理されていますから、ブローすら難しい、というケースもあると思います。
その時は、現地にある日本大使館や領事館に駆け込むという方法があります。
「カルト宗教にパスポートを取られて帰国できない」と訴えれば、助けてくれるはずです。
辞めるためのRFで何をするのか
最初のステップは、HASやHCOチーフのインタビューがあるはずです。
辞める理由を聞かれます。
迷わず、毅然とした態度で理由を述べてください。当たり前ですが、態度が揺れている(辞めようか?続けようか迷っている状態)であれば、何とか残そうとハンドリングしてくるからです。
さて、いずれにせよ、勉強やポストに関する単語クリアーとケースハンドリング、PTS関係を含むエシックスハンドリング、リービング・セクチェクとKRハンドリングを受けることになります。
いくら素早くセクチェッカーが準備できたとしても、1週間で終わるサイクルではありません。
RFの進行を管理するターミナルがいる場合、その人とのコムを絶やさずに、サイクルが進まなければ助けを求めるとよいでしょう。
(私の場合はセキュリティーでした。)
ちなみに、私自身の経験ですが、セクチェック、KRハンドリングが終わったとほぼ同時にベースから出されました。
辞めたい人は、彼らにとってはCI(カウンター・インテンション)の持ち主なので、早くベースから出したかったようです。
海外でしたので、日本に戻ることにしていましたが、当然ながらオーグは費用を出してくれませんので、自分が持っていたクレジットカードで航空チケットを購入しました。
RFが終わり、ベースから出た日の解放感は言葉に尽くせません。
まさに、「完全なる自由」を手に入れた気持ちでした。皮肉ですが、それが私にとっての真実でした。
以上、私の体験談を交えてご説明しました。
具体的にリービングで困っていることがあれば、こちらのフォームからメッセージを送ってください。わかる範囲でアドバイスします。
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